日帰り白内障手術についてDAY SURGERY
白内障の日帰り手術
目の中のレンズの役目を果たす水晶体が白く濁り、視力の低下を招く病気です。水晶体の中のタンパク質がさまざまな原因から白く変化することで、濁って見えるようになります。
近年では、医療技術の進歩により、日帰りでも白内障手術が行えるようになりました。術後の状態管理をしっかり行えば、手術時間も短時間で行うことが可能になり、お仕事にも比較的支障をきたさない手術です。
白内障は、若い方でも、患う可能性のある疾患です。日常生活に支障がなくても早めの処置や手術が必要なケースもあります。ご相談はお早めに。
当院の白内障手術ABOUT
患者様にいかに安心して受けていただけるかを重視しております。
白内障手術は、3mmにも満たない傷から行い、手術時間も通常10分かかるかどうかの手術です。全身状態にはほとんど影響を与えませんし、痛みもほとんどありません。
とはいえ、手術は手術です。事故が起きることは何万分の一の確率であろうとも、「手術」は患者様にとっては、大きなことです。いかに、大丈夫だと言葉ではお伝えしても不安なものには変わりありません。ですので、患者様にいかに安心して受けていただけるかを最重要視しております。
当院では、患者様の事を考え、細心の注意を払って、手術に望んでおります。患者様にもできるだけ日常のようにリラックス頂けるようにしております。
どうかご不安なことがありましたら、私どもにご相談ください。患者様が心から安心していただけるよう尽力いたします。
白内障手術の流れFLOW
1.手術当日までに
一度は手術前に診察をさせていただきます。
まずはご来院、もしくはお電話にてお問い合わせください。
診察後、手術日が決定しますと、手術の前日から、抗生物質の点眼を開始します。
手術をするほうの目に、1日4回、必ず点眼してください。
2.手術当日まずはご来院ください。
当院では、火曜日午後が、手術日です。
手術の日時に関しては、患者様と打ち合わせの上、あらかじめ当院にてご指定させていただきます。ご指定させていただいた日時にご来院ください。
ご来院いただきましたら、手術について、術後の生活についてなど注意事項やご留意点をご説明させていただきます。
3.点眼・状態の確認
診察室に入っていただきます。
散瞳薬（瞳を大きく広げる薬）を、何度か点眼し、準備を始めます。
来院されますと、受付後にまず血圧等を測定し、全身状態が落ち着いているかを確認します。
4.手術開始
手術室に入室後、麻酔の目薬をさしてから手術がはじまります。手術自体は通常10分程度で終了いたします。消毒等、準備時間を含めて15～20分程度で退室いただけます。
5.休憩・待機
無事に手術が終了すると、体調・状態が安定するまで、休憩・待機いただきます。
状態が安定しましたら、ご帰宅いただいても大丈夫です。
6.ご帰宅
全身状態の安定を確認し、帰宅していただきます。お会計は、翌日の診察時で大丈夫です。ゆっくり身体を安静にされてください。
緊急時は、当院までご連絡ください。緊急時の対応についての詳細は、当日ご説明させていただきます。
白内障手術について
よくある質問Q & A
- 白内障は治りますか？
- 白内障は一度発症したら薬では治りません。薬で進行を抑制するか、手術を行います。
- 検査の時は、運転できますか？
- 散瞳検査という瞳孔を開く検査を実施する場合は、自動車・バイク・自転車等は運転できませんので、必ず徒歩・公共交通機関等でご来院ください。
- 白内障になると、白く見えるのでしょうか？
- 白く見えるとは限りません。視力の低下や、眩しさを感じる場合もあります。
自己判断をせず検査をお願いいたします。
- 白内障手術で合併症はありますか？
- 手術ですので合併症はゼロではありませんが、確率は非常に低くなっています。手術後の検査を受けていれば、もし合併症が起こっても適切な対応が可能です。
- 若くても白内障になりますか？
- 先天性の方は子供でも白内障を持っています。加齢性の場合でも早ければ40代から発生する人もいます。
- 白内障は失明しますか？
- 白内障は、眼の中にある水晶体というレンズの役割をする部分が徐々に濁る病気です。進行具合によっては放置すれば最終的には失明しますが、その前に手術をしたり進行を抑制する事で、失明はしません。
- 白内障手術後は仕事に復帰出来ますか？
- 簡単なデスクワーク等は翌日からでも可能な場合があります。体を使う仕事や汗をかく仕事は、1週間～数週間程度の時間が必要です。
- 手術をすれば二度と白内障になりませんか？
- 白内障手術の後に比較的起こりやすい症状の一つに、“後発白内障”という症状があります。この症状は、手術後に水晶体が入っていた袋が濁ってしまう症状ですが、この症状はレーザー治療で改善されます。また、この症状をレーザー治療で改善した場合は、再発はしません。
